◆はじめに
相続手続きを進めるうえで、最初に行う必要があるのが「相続人の確定」です。
しかし、「戸籍はどこまで集めればいいの?」「いつまでにやればいいの?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
相続登記は期限が定められているため、相続人の確定も早めに行うことが重要です。
ここでは、相続人の確定の基本から、戸籍の集め方、期限や注意点について解説します。
◆ 相続人の確定ってなに?
相続人の確定とは、亡くなった方の財産を引き継ぐ人を特定することをいいます。
相続人には大きく分けて次の2種類があります。
- 配偶者
- 血族相続人(子、親、兄弟姉妹など)
また、養子も相続人に含まれます。
相続人を一人でも漏らしてしまうと、遺産分割協議が無効になる可能性があるため、正確に把握することが重要です。
◆ 戸籍はどこからどこまで必要?
相続人を確定するためには、戸籍を集める必要があります。
ポイントは👇
👉 被相続人の「出生から死亡まで」の戸籍が必要
具体的には、
- 戸籍謄本
- 除籍謄本
- 改製原戸籍
などをすべて確認します。
転籍や婚姻などにより戸籍が変わっていることが多く、
1通だけでは足りないケースがほとんどです。
◆ なぜ出生まで遡る必要があるのか
戸籍をさかのぼる理由は、相続人の見落としを防ぐためです。
例えば👇
- 前婚の子がいる
- 認知した子がいる
- 養子がいる
といったケースは、現在の戸籍だけでは分からないことがあります。
このような相続人を見落としたまま手続きを進めると👇
👉 遺産分割が無効になるリスクがあります
そのため、出生まで遡る確認が必要になります。
◆相続人の確定はいつまでにやるべき?(期限)
相続人の確定自体に明確な期限はありませんが、
相続登記の期限との関係で早めに行う必要があります。
現在は、 相続を知った日から3年以内に相続登記が必要です。
つまり、👉 相続人の確定が遅れる
→ 登記ができない
→ 期限に間に合わない可能性
となります。
◆期限を過ぎるとどうなる?
正当な理由なく期限を過ぎた場合👇
👉 10万円以下の過料の可能性があります
すぐに罰則が科されるわけではありませんが、
放置するとリスクが高まります。
また、時間が経つほど
- 相続人が増える(さらに相続が発生)
- 書類収集が困難になる
など、手続きが複雑になります。
◆ よくある失敗
相続人の確定では、次のようなミスがよくあります。
- 一部の戸籍だけで判断してしまう
- 古い戸籍を確認していない
- 相続放棄の有無を確認していない
これらはすべて、後から大きなトラブルにつながる可能性があります。
◆自分でできる?司法書士に依頼すべき?
戸籍の収集や相続人の確定は、ご自身で行うことも可能です。
ただし👇
- 戸籍の読み取りが難しい
- どこまで集めるか判断が必要
- 見落としのリスクがある
といった点から、専門的な知識が求められます。
司法書士に依頼すれば👇
- 戸籍収集の代行
- 相続人調査
- 登記まで一括対応
が可能です。
◆まとめ
相続人の確定は、相続手続きの出発点となる重要な作業です。
特に👇
- 戸籍は出生まで遡る必要がある
- 相続人を一人でも漏らすと無効になる
- 相続登記の期限(3年)を意識する必要がある
といった点に注意が必要です。
◆お問い合わせ
相続人の確定や戸籍の収集は、思った以上に複雑になることがあります。
「これで合っているか不安」「期限に間に合うか心配」という方は、
お気軽にご相談ください。→お問い合わせはこちら


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